建物をめぐる冒険⑤
6年ぶりに東京都庭園美術館が建物公開をするというので足を運びました。
1933年に朝香宮邸として竣工されたアールデコ様式の美しい建物。
壁、天井、階段などすべてがアールデコ調の誂えになっており素敵です。
また、クラシックな家具なども見ごたえがあります。
宮邸として14年、戦後は吉田茂元首相の政務場所として7年。
その後は国賓を迎える迎賓館として使われてきましたが
今となっては貴重な仕様の数々、国の重要文化財に指定されています。
お庭も美しく、陽気のよい時期はベンチで読書も良さそうです。
大理石の階段に赤絨毯!アイアンのレリーフも圧巻です。
カーテンのドレープが日に透けてキレイです。
宮家では、女性の寝室のあるフロアは男性の寝室のあるフロアより半階下になっているとの事。
昔ながらの「男性の方が上」という考えの名残ですね。
学芸員さんにそんなお話を伺って驚いてしまいました。
次回はどこのどんな建物を見に行こうか、今から楽しみです。
海老名店 柳川がお伝えいたしました。