2026.09.10

気密とは?断熱性能を活かす、住まいの大切な性能

気密とは?断熱性能を活かす、住まいの大切な性能

前回の家づくりマガジンでは、断熱性能や断熱等級についてご紹介しました。
永く快適に暮らせる住まいをつくるには、断熱性能を高めるだけでなく、「気密性能」も重要です。今回は、高断熱住宅の性能をしっかり活かすために知っておきたい、気密性能の基礎知識をご紹介します。

そもそも気密とは?C値とは?

そもそも気密とは?C値とは?

気密とは、住宅のすき間を減らし、室内と屋外の空気が必要以上に出入りしないようにする性能のことです。

住宅には、柱と壁のつなぎ目や配管が通る部分など、さまざまな場所にわずかなすき間が生じます。こうしたすき間が多いと、外の空気が入り、室内の空気が逃げてしまいます。

そこで重要になるのが、住宅全体のすき間をできるだけ少なくする「気密性」です。

そして、住宅の気密性能を知るための指標が「C値(相当隙間面積)」。住宅全体にどのくらいのすき間があるかを表し、数値が小さいほど、すき間が少なく気密性の高い住宅といえます。

断熱と気密は、セットで考える

断熱と気密は、セットで考える

断熱とは、外の暑さや寒さの影響を受けにくくし、室内の熱を逃がしにくくする性能のこと。一方、気密は住宅のすき間を減らし、空気の出入りを抑える性能です。

どれだけ性能の高い断熱材を使っても、すき間が多ければ、エアコンで調整した室内の空気が逃げてしまいます。冷暖房効率の低下や、壁内部で結露が発生するリスクにもつながるため、断熱性能をしっかり活かすためにも気密性能もセットで考えることが必須です。

気密性能は、現場の施工で決まる

気密性能は、現場の施工で決まる

実は、気密性能は設備や図面だけでは分かりません。

同じ断熱材や建材を使用していても、施工の精度によって実際のすき間の量は変わるからです。

たとえば、柱と壁のつなぎ目や配管まわりなど、すき間が生じやすい部分を気密テープやウレタンフォームなどで丁寧に処理する。気密シートや気密ボックスを使って施工する。

建て終わると見えなくなる部分にも、丁寧な施工を積み重ねることによって、高い気密性能はつくられます。

mitoHOUSEでは、全棟で気密測定

mitoHOUSEでは、全棟で気密測定

目に見えない気密性能。高気密と言われても、実際にどのくらいの気密性能があるのか分からなければ、不安に感じる方もいるかもしれません。

そこで行うのが「気密測定」です。

mitoHOUSEでは、施工中の現場監督や検査担当による検査に加え、専門会社による「気密測定」を全棟で実施しています。

実際に測定することで、住宅のすき間の量を数値で確認。万が一、社内の規定値に達していない場合には、原因を確認して必要な対応を行い、施工品質を守ります。

見えない部分まで確認する家づくりを

見えない部分まで確認する家づくりを

気密性能は、目で確認できるものではありません。

だからこそ、どんな建材を使っているかだけでなく、現場でどのように施工されているのかにも注目することが大切です。

mitoHOUSEでは、構造見学会も随時ご案内しています。完成すると見えなくなる断熱材や構造、施工の様子なども、実際の現場でご覧いただけます。

家づくりを考える際は、完成した住まいだけでなく、その家がどのようにつくられているのかにも、ぜひ目を向けてみてください。